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「戦力外」の逆襲(後編)

リーディング・ファシリテーターの榎本すみをです。

リードフォーアクション読書会は、
参加者に「変容」を促します。
リーディング・ファシリテーターも、
自己の変容を体験しています。

今回は、NTTを中心に国内の名だたる企業で
イノベーション研修をされてきた
三宅泰世さんにお話を伺いました。

三宅さんは、NTTアドバンステクノロジ株式会社で、
ビジネスモデル・WEBマーケティングの
担当課長をされています。

プライベートでは、休日に、趣味の筋トレに励み、
近所の自家焙煎珈琲カフェバッハ、宮越屋珈琲などで、
読書やワークショップの企画を練っているという三宅さん。

実は、小学生の頃はガンダムが好きで、
スポーツは苦手。どちらかといえば、
根暗なタイプのお子さんだったとのこと。

かの有名な『機動戦士ガンダム』にも
「プロトタイプ」の時代がありました。
物語は、三宅泰世さんの「元型」へと遡ります……。

厳しいご家庭で育ち、
「決して、メンタルはタフではなかった」
と語る三宅さん。
後編では、そんな三宅さんの
リーディング・ファシリテーター以前、
そして今後の展望に迫ります!

「戦力外」の逆襲(前編)はこちら

三宅泰世さんプロフィール
https://www.read4action.com/facilitator/detail/?id=124

三宅さん関連URL
http://www.miyaketaisei.com/
http://whyreadforaction.strikingly.com/

 

* * * * *

(0) 第零のステージ【Formation】2013年以前<元型ができる>

入社二年目。

25歳の時に、自動車事故に遭いました。

事故の衝撃で脳や眼球が腫れ上がり、
全身の激痛の中、三日三晩、
気絶を繰り返しました。
何度も「狭間」を体験した訳です。

頸髄、胸椎、腰椎そして脳にダメージを負った後遺症で、
ずっと具合が悪く、今で言う、
低能髄液圧症候群や高次脳機能障害の様な症状を
15年以上抱えてきました。

僕は、会社の配慮で、茨城の東海村で
しばらく養生させてもらうことに。
記憶や感覚が明瞭ではないので、
「呼吸して、生きる」シンプルな生き方を心懸けました。

僕一人、健常ではない。
このまま会社を辞めたら、
絶望して「自殺」するかもしれない。
もうちょっと具合が良くなるまで、
「養生」させてもらおう。そんな思いでした……。

幸運だったのは、まだ入社1、2年めの元気な時に、
大きな仕事を任せてもらっていたことでした。
ドカンと仕事を任せられ、
自分のモチベーションやキャパを測られていたんですね。

心身共に健常者には遠く及ばなかったのですが、
ちょっとずつ復調して来て、
実社会の生活では調子のよい時に、
一気に実践、実践を繰り返してきました。

悲惨な自動車事故から、
後には世界シェア独占に至るモチベーションの源泉が、
一体、どういう感情だったのか?

期待して仕事を任せてもらえた。
事故の後に、養生させて、
面倒を見てくれた。
そんな会社への「恩返し」だったと思います。

その後の僕は、後遺症を抱えたまま、
自らの特許発明品「光コネクタクリーナー」で
企業内起業を果たします。

ダイレクトマーケティングと、
当時まだ始まっていないWebマーケティングで、
あっという間に、国内シェアを半年で50%以上獲得。
4年間で世界シェア独占に成功。

他の特許発明品と合わせた累積売上高は、
360億円を超えました。
売上高50億円の事業譲受など、
自らの関与なしには発生しなかった
累積売上高は、1000億円を超えました。

世界シェアトップになれたのは、
当時の上司が「もう、良くなっただろう」と、
TOEICでほとんど点数が取れないような
英語が苦手な僕を、
ヨーロッパやシリコンバレーに単身、
通訳なしで送り込むという
武者修行をさせてくれたことが大きいと思います。

ただ、学歴重視、年功序列の官僚的組織の中で、
学歴のない「戦力外」の若造(30歳)が、
特許発明、商品開発、ビジネスモデル実現、
海外展開、世界シェアトップという実績を
出してしまったいうことで、
その後は、組織の力学的に、
かなり大変な思いをしましたが(笑)……。

* * * * *

(5) 第五のステージ【Transmutation】2017年<社会実装する>

2017年は、僕にとっても
大きな変化の年になりそうです。

※編集部注:三宅さんは、
2017年4月1日付でマーケティング部門
部門長に就任されるそうです!
おめでとうございます!!

管理職になってからというもの、
社内政治にも敏感になってきました。
会社の風土によって、どこまで許されるのか?

30代のころは、時には地雷を踏んででも、
「精度」を高めていくことが必要でした。
40代になってからは、自分の部下のために、
もっと「緻密」な言動が求められてきます。

この暗黙知だけは、学校で教えてくれません(笑)。

実は、ここしばらく、
仲間を、部下を守るために全力を尽くしてきました。
次世代を守るために。
かなりの神経を使ったので、
昨年は、とうとう目をやってしまいました。

なぜ部下のために
そこまでやるのかと申し上げますと、
僕のチームの多くは40歳を超えており、
万全の調子ではない人や、
自分の才能を十分に発揮する機会に
恵まれてこなかった人もいます。

昔の自分を思い出すと、
とても人ごととは思えません……。

「社会実装」とは、
研究の結果得られた新たな知見や技術を
社会や経済に還元することです。
僕が研究し、実践してきたストーリーを、
リードフォーアクション読書会で、
社内に還元していく。

「僕にも出来たんだから、
みんなにもきっと出来るよ!」と。

組織の中で、上士も下士も関係なくなる
「優しい革命」が、読書会なんだと思います。

* * * * *

三宅さん、ありがとうございました!

三宅さんの読書会に参加される方には、
NTT研究所の研究者、
NTT研究所系グループ企業の次世代リーダー、
日本IBM研究所や、日本電産、三菱ふそうトラック、
NEC、富士通、SONY、上場企業の経営企画室、
社長室室長、相談役、取締役など、
日本のトップエンド層の経営幹部や、
専門家が多くいらっしゃいます。

皆さん、日頃は社内へのイノベーション風土の定着、
イノベーションメソッド、ツールの展開、
イノベーションリーダーの育成に、
お悩みを持っているとのこと。

一方、読書会に参加された方は、
大きな変容や、キャリアチェンジをされる方が
後を絶ちません。
三宅さんの社内では、自分の道が見えた、
分かったといって、独立していった方が
何人もいらっしゃったり、
NTTグループ外でのワークショップでは、
上場企業の社員が転職していったり、
とても前向きで、創造的で、
チャレンジングなチェンジが、
ワークシフト、ライフシフトが起こっています。

数々の実績を持ちながら、
現役の大企業管理職がファシリテーターをつとめる
読書会は、世界でも他には無いでしょう。

さて、三宅さんから「変わりたい」
「でもどうしたらいいのかわからない……」
という読者の皆さんに向けて、
メッセージをいただいております。

「リードフォーアクション!です。
私の経験知から言えば、読書会というと、
読書する事が目的化している人が大勢いますが、
行動して初めて意味や価値が生まれると思います。

Read 2 Action 8 でもActionが少ないくらいです。

行動するための読書です。
行動するための選書をしてください。
未来を思い描いて、即行動です。

リードフォーアクションは、
僕を想像以上の世界へ連れていってくれました。
日本のトップエンド達から才能が溢れ出し、
共創、協働出来ることに感動し行動し、
変容しています。

日本のトップエンドも変容させることが出来る。
素晴らしいメソッドです。
そのことを、よく知り、ぜひ、
あなたの未来を描き、創っちゃってください。」

また今回は、三宅さんから
リーディング・ファシリテーターの私にも、
アドバイスをいただきました!

「自分の中の『英雄の旅』(生長の道程)を思い出してください。
あなたの物語を伝えるために、本を並べてください。
自分の『ヒーローズ・ジャーニー』(人生の旅路)
で手に入れた『宝物』(叡智)を、
あなたが大切に思う人たちに手渡していく。
その手法が、リードフォーアクションなんです。」

(2017.3.4 榎本すみを取材)

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