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「読書経験ゼロ」の元芸能マネージャー、リーディング・ファシリテーターになる

リーディング・ファシリテーターの
下良果林(しもらかな)です。

リードフォーアクション読書会は、
ただ「事前に読まなくていい」
「ワークショップ型」というだけではありません。
実は、参加した人に「変容」を促します。

もちろん、リーディング・ファシリテーター自身も、
自らのうちに起こった変容を体験している人たち。

今回は、元芸能プロダクションマネージャーの経験を持ち、
現在は介護や株式会社アルマ・クリエイションの業務を
兼任するかたわら読書会を開催している斉藤亜由子さんに、
お話をうかがいました。

怒涛のキャリアから、見えてきたものとは……?

* * * * *

(1) 第一のステージ
仕事の壁にあたった2008年。生まれて初めて、本と向き合う

派遣社員時代、芸能人の追っかけをしていたんです。
当時はバブルでお金も時間もあったので(笑)。

好きなタレントさんのファンクラブが発足したので
事務所に電話をしたところ
「喫茶店でアルバイトしてみないか?」と誘われました。

芸能界は、事務所が飲食店を経営することが多いんです。
誘われたのは、昼は喫茶店・夜は所属タレントが
イベントをするライブハウスのような店。
ちょうど派遣社員の契約がひと区切りついて
次の仕事をさがしていたので「いいですよ!」と即答。
そこで働き始めました。

そうしてスタートした芸能界の仕事ですが、
あまりのハードさに上司が一人、
また一人と消えていって……彼らの後任として、
コンサートの営業をしたり、
歌手のコンサートにくっついていって
ロビーでグッズを売ったり、劇場公演があると
一か月そこに滞在したりするようになっていきました。

イベントを準備して、本番は全力でサポートして、
懇親会まで出て。朝から晩まで付きっ切り。
今はアルマ・クリエイションで講座のサポートをしていますが、
当時とやっていることはあまり変わらないですね(笑)。

2002年に「フォーリーブス」という男性4人グループの
付き人をすることになりました。
アイドルグループとして結成された
「フォーリーブス」は一度解散したのですが、
それまでとは異なる事務所で再結成されていました。
メンバー同士仲が良くて、珍しく楽屋も一緒でしたね。

付き人は、人から言われてやるのではなく、
自分で考えながら進めなくてはならない仕事。
叱られ、クビになっては戻り、の繰り返しでした。

本を読み始めたのは、2008年です。
それまで本はまったく読んだことがなかったんです。
家にも本がありませんでしたから。
でも、例えばグッズ販売だと最後に
社長と会計の話になるんですが、
話がかみ合わない。
仕事で悩んでも相談したい上司はいなく、
どうしたらいいのかもわからない。
仕事の限界を感じ、うつ病になりました。

そうはいっても、どうにかしなきゃいけない。
そこで本屋に駆け込んだんです。
最初に読んだのは会計の本。
それから実用書、ビジネス書をたくさん読みました。
「読んでもわからないことは直接聞くしかない」と、
著者が開催しているスクールに参加したりして。
会計や、財務諸表の読み方、ロジカル思考を学びました。

仕事で全国駆けまわっていたので、
行く先々で読書会を開催するようにもなりました。
当時SNSといえばmixiだったので、mixiで呼びかけたりして。
まだリードフォーアクションが
発足されていなかったので、見よう見まねで。
読んできた本について紹介し合い、
雑談し合うという自己流で開催していました。

(2) 第二のステージ
2009年、17年勤めていた芸能プロダクションを退社。
ある一冊との出会いがきっかけで、フリーランスの付き人に。

2008年に「フォーリーブス」メンバーの青山孝史さんが、
肝臓がんで余命三ヶ月の宣告を受けました。
「最後までステージに立つ」という
メンバー全員の思いがあったので、
色々ありつつもどうにかツアーをやり切りました。

その時に「ああ、人間は死ぬんだ」と強く意識したんです。
人はこういう風に亡くなるんだ、と。
ヘアメークも担当していましたから、
葬儀までにお顔を整えてあげて。
それでお見送りをしたのち、
2009年に、17年勤めた会社を辞めました。

会社を辞めて「さてどうしよう」
と見つけたのが、介護の仕事。
介護の資格取得のための授業料や生活費などを
東京都が支給してくれたんです。

そして同じ年、勝間和代さんのオーディオセミナーを受講。
『史上最強の人生戦略マニュアル』を読んで、
ひたすら課題に関して書き、人生の戦略を立てる、
という内容でした。そ

こで、実際に読むだけ、聞くだけ、
書くだけではなく、
書いたことを実行に移すことで
何が起こるのかを体験したんです。

というのも、当時「フォーリーブス」元メンバーの
江木俊夫さんがコンサートツアーをしようと企画されていて、
連絡をしたら「来てみる?」と誘われて。
真に受けてすぐに行動して(笑)「押しかけ付き人」
として芸能界復帰を果たしました。
ツアーが終了する2014年まで、
フリーランスとして付き人を続けました。

何事も、最初は本から「知識」を知ると思うんですけど、
それを「実行」することで「体験」できます。
とにかく「実行」あるのみ。

私の場合「実行に移さない理由がわからない」
というくらい追いつめられていた時に、
いつも本がありました。
だから「趣味で読む」という感じではないし、
小説も読んだことがない。
「生きるための読書」でした。

(3) 第三のステージ
2015年、リードフォーアクション認定
リーディング・ファシリテーターに。
いきなりの大舞台! その縁で得た新しい仕事

リードフォーアクションを知ったのは2011年。
フリーランスの付き人として全国を飛び回っていた頃です。
実はその年、事故に遭って、3週間ほど
記憶がないくらいの重症を負いました。
眼球の位置がずれて焦点を合わせにくいので、
本を読みたくてもすぐに疲れてしまって。
そこでフォトリーディングを受講し、
神田昌典さんのことを知り、
神田さんが立ち上げたリードフォーアクションのことも知りました。

2015年、リードフォーアクションの
認定リーディング・ファシリテーターになりました。
「リーディング・ファシリテーターになりたい」
という思いは、かつて自己流で読書会を
開催したことがベースになってはいるものの……
レベルはその時とリードフォーアクションのでは、
まったく違いますね。

読んでこなくてもいいし、
何よりも「対話型」であることがたまらない!
「これはやるしかない!」と思いました。

その前の2011年に、勝間和代さんが運営する
「勝間塾」に入ったんですけど、
そこでもリードフォーアクション認定
リーディング・ファシリテーターがとても多いんです。

塾内で毎年おこなわれる大きなイベントがあるのですが、
ちょうど私がその実行委員長だったので、
まったくの初心者なのに「読書会をやろう!」と(笑)。
私がメイン進行をして、仲間がサポートしてくれました。
何せ、参加人数が50~60人いたので、
自分一人だけでやるのは無理だろうと……。
そのタイミングでファシリテーター研修があり、
勝間塾ファシリテーターで盛り上がり、
懇親会では勢いで神田さんにイベントにお誘いしました(笑)
このご縁がきっかけで、今のお仕事、
神田さんの会社アルマ・クリエイションでの仕事につながっています。

新しいことにチャレンジするのは
もともと苦ではないんですが、
この頃からゴルフも麻雀も意図的におこなうようになりました。
ゴルフは特に
「経営者クラスがするスポーツであり自分と関係ない」
と思っていたのですが、
本を読んでいるうちに
「あれ、みんなやってる?」と。
じゃあ私も、と始めるようになったんです。

そうやって、かつては敬遠していたことも、
情報が増えていったことによって
潜在意識として取り込まれていき、
自分の中でつながっていった。

頭の中に「点」で入っていたことが「線」でつながる。
それだけじゃなくて「人」もつながっていくんだな、
という感覚がありますね。
今朝も知り合いからゴルフに誘われたんですけど、
以前なら「自分から発信」していたことが、
リーディング・ファシリテーターになってからは
「向こうから来る」ようにもなりました。

それはやっぱりリードフォーアクションの力、
対話型読書会の力なのかな、と。
2008年にやっていた読書会は
あくまで「点」の集まり。
でもリードフォーアクションの読書会は、
時間が経つにつれてその「点」がつながっていく。
参加者同士が自由にダイアローグしていって、
誰かの発言に「おおおーー!」となっていく。
初対面同士なのに話が盛り上がっていくのがすごいんです。

(4) 第四のステージ
2017年よりSmile Study倶楽部のファシリテーターに。
実感したメソッドのすごさ 読書会は「エンタメ」だ!

「Smile Study倶楽部」でもファシリテーターをしています。

先日おこなった読書会では、
課題図書に選んだ『ワーク・シフト』の中に、
「自分のキャリアの未来予想図のパッチワークキルト」
をつくるワークが紹介されています。

そこで、本から得られたキーワードひとつひとつを素材として、
未来の仕事に対するキーワードを付箋に書き出し、
一枚のA3用紙に貼り付けて「未来の仕事のキルト」をつくろう、
というのをやってみました。
ひたすら問いを立て、読んで書き出して対話して。

リードフォーアクションの読書会は初めて、
という方々が来られて「こういう読書があるんだ!」
という刺激を受けていたのが印象的でした。
後半になるにつれてどんどん盛り上がるのを見て
「リードフォーアクションの仕組みはすごいな!」と思いました。

リードフォーアクションの読書会では、
いろいろなメソッドを、課題図書や参加人数によって
組み合わせることができます。
また、課題図書に選ぶ本そのものの力も感じますね。

『ワーク・シフト』のように
「話題になったので気になる」
「読んでみたい」でも「分厚いなぁ」
「時間がなくてなかなか読めない」
そんな本が、まさにリードフォーアクションにぴったりですよね。

2008年あたりの自分と今の自分を比べてみると……
環境はそれほど変わっていないと思うんですよ。
付き人だったときも芸能界に一流の方々が
たくさんいらっしゃったし、
現在も講師という一流の方々と
一緒にお仕事しています。

ただ、過去に芸能界で鍛えられていたからこそ
今の自分があるんだな、とは思いますね。
「あ・うん」の呼吸がないと付き人はやっていられない。
空気を察知して
「あ、ここではこういう風に動こう」
というのがないとできない。
そういう「場を読む」ことは、
みっちり鍛えられましたね。
なので、自然と今にたどり着いた感覚なんです。
逆に、2008年の自分から今の自分を見たら
びっくりするんじゃないかな。

自分としては、やっていることのベースも
変わらないんです。
読書会といってもやはり
「エンタメ」じゃないですか。
なので、違和感はまったくない。
神田さんのセミナーもある意味、舞台です。
何が起こるかわからない、
というエンタメ性がありますよね(笑)。
学習環境……音・温度・照明など
「五感を刺激する」ことに意識する。
まるで舞台演出みたいなんです。
芸能人も講師もチーム一丸で
最高の空間を創り出し、
全力で放出するから、場が一体化するのです。

読書に興味がある人、
そして対話することに興味がある人は、
絶対リーディング・ファシリテーターになって
それを体験してください!
ファシリテーターになれば
自分の好きな本で開催できるし(笑)
何よりも「つながる力」のすごさを
実感いただけますから。

飲み会を開いてただワイワイするよりも、
人が集まって本から学び合うのとでは雲泥の差。
「人生のステージアップをしたい」
「人脈をつくりたい」というのなら、
飲み会よりもダンゼン読書会をおすすめします。
まぁ自分自身、目的がない飲み会が苦手なんです(笑)。

読書会は、リーダーシップの鍛錬の場
でもあると思います。
例えば、チームで一つの目標に向かって
プロジェクトを実行する、
というのもファシリテーションスキルが
問われますよね。

会議もそう、決められた時間で
どう進行するかが大切。
今問題になっている残業にしても、
どうすれば「残業ゼロ」を実現できるのか
皆でアイデアを出してまとめていけばいいし、
残業がなくなるだけじゃなく対話によって
皆が仲良くなれるので一石二鳥じゃないですか。

仲良くなるためにわざわざ飲み会を
開催する必要もないですよね。
だから管理職の方や、経営者を目指しているという人に
リーディング・ファシリテーターになることをおすすめしたいです。
もはや、今の時代のリーダー像は
ファシリテーターそのものかもしれませんね。
さまざまな組織で、ファシリテーターの
ニーズは無限にあると思います。

いつか、アルマ・クリエイションが入っている
「アクションセンター」ビルの地下にある
大きなセミナールームで読書会をやってみたいですね。
「アクションセンター」は
リードフォーアクションも入っているので、
ファシリテーター達にとってはいわば「総本山」。
来年あたり、そこで他のファシリテーターさんと一緒に
読書会をやれたらいいなと思います。

それと「親子向け読書会」もやってみたいですね。
子どもたちは発言がとにかく自由だから、
ライブ感を味わいつつ。
親御さんも「我が子がこんなことを考えていたのか」
というのに気づけると思いますよ。

子どもに「話してみて」と言っても
自由に話してくれるものではありませんが、
読書会なら自然に言葉が出てきます。
親子のコミュニケーション手段として
最適なんじゃないかな。
そういうことをしていけば、
自分の子供時代をも癒せるのではないかと思っています。

斉藤 亜由子さんプロフィールはこちら

(2017年8月取材 下良果林)

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