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あなたは誰に何を届けますか?

リーディング・ファシリテーター中崎 倫子です。

マーケティングで「ジャーニー」というと
「カスタマージャーニー」(顧客が購入に至るまでのプロセス)
という言葉が思い浮かびます。
本書の表紙を見ると
「変容する世界で稼ぎ続ける羅針盤」
「新時代のビジネスモデルの構築法」
とあります。

自分も私設図書館の運営サポーターをしていますが、
運営に当たって何をすればよいか、
新しいビジネスを創造するまでの
プロセスを知りたいと思い、
本書を手にしました。


変革の時代に新しい価値を創出し届けようとする
ビジネスパーソンにとって
方向性を示した羅針盤となる本であり、
同時に、マーケティングの実践や
事業を成長させることを通して、
人が社会的な存在・優れたリーダーとなる
物語を書いた本でもあります。

マーケティングと聞くと
「フレームワーク」「市場調査」などの
理論・手法がまず思い浮かぶと思いますが、
本書は20年・2万人の事例を検証した
実例の集大成であり、
個々の事例において変容する
社会での未来の突破口が示唆されるとともに、
関わった企業・人の成長をも見
てとることができます。

マーケティングを
「社会」「人」の観点から論じた本です。

なぜマーケティングは人を成長させるのか?

マーケティングと聞くと
「フレームワーク」「市場分析」など、
理論や分析を思い浮かべる人が
多いかもしれなません。

しかし、マーケティングで重要なのは
「「誰に」「何(どんな価値)を」届けるか」の一言につき、
フレームワークや市場分析は
そのための一手段に過ぎず、
「「誰に」「何(どんな価値)を届けるか」
を考えるには、顧客の痛み(ニーズ)に
思いを致さなければならなりません。

その「他人の痛みに耳を傾け、
事業を通してその痛みを解消する」
過程において、マーケッターは
社会的存在として成長することができます。

なぜ「現在から」ではなく「未来から」考えるのか?

「現在からの視点」すなわち
「今できることで問題解決する」方法では
「未来」を創ることができません。

顧客が潜在的に望む未来を提案し、
その未来を実現するためにともに深く考える、
「逆算」の発想が、今後必要となります。

製品・サービスを提供する側は
「未来を提案する」
「顧客の声に耳を傾けともに考える」
ことが重要となります。

変容の時代に必要とされる能力は何か?その理由は?

デジタル化が進み人は要らなくなるかと思いきや、
人と人とをつなぐ架け橋となる
「調整力」が必要とされるようになりました。

どんな事業を進めるにしても独力ではできず、
チームの力が必要となる。
では、背景の違う、意見の異なる個人が
協働するにはどうすればよいのか?、

そのためには、
異なる意見を調整し統合する力、
すなわち、「調整力」「ファシリテーション力」が、
これからの時代は必要になります。

 

新しい成長事業を創出して
社会問題を解決しようとする人、
すなわち、時代を切り拓こうとしている人
全員にこの本を読んでもらいたいです。

変革の時代の新しいビジネスモデル構築法と聞くと、
一瞬で問題を解決できるような
魔法のようなテクニックと思うかもしれません。

しかし、ビジネスの突破口は
我々のすぐ近くの泥臭い日常に
存在しています。
本書に掲載されている
個々の事例を読みながら、
その物語を構成する人々の
思いを馳せながら読み進め、
新しい時代を切り拓いてほしいと思います。

マーケティングの手法・テクニックの情報は
世に溢れています。
本を読んだり、
インターネットを検索することで、
「手法・テクニックの情報」を
手に入れることはできます。

しかし、マーケティングの原点とは何か、
ということを立ち止まって考えてください。

「「誰に」「何(どんな価値)を」届けるか?」
すなわち
「顧客の痛み(ニーズ)に自社がどのように貢献できるか」
が定まれば、自ずと取るべき道・手法は見えてきます。

本書で紹介されている事例は、
自分にとってマーケティングとは何かを
考えるための助けになります。

中崎倫子

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